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仙台発。大人の情報誌「りらく」顔語り

成澤久則(なりさわひさのり)

成澤 久則

成澤 久則 - なりさわ ひさの

株式会社セレーノ代表取締役。昭和35年生まれ 47才。仙台市出身。東京の大学を卒業後、大手証券会社に就職し、サラリーマン生活を4年間経験。その後仙台に戻り、家業の不動産会社を経て独立。現在、青葉区に夫人とお子さんの4人暮らし。

「多くの方々との出会いがあり、ありがたい援助やご協力をいただかなければ、今日の我社の成長はなかったでしょう」と、苦しかった時代を振り返る成澤さん。

  父親が経営する不動産会社から設計部門として子会社を設立し独立。その後分譲マンション事業に進出。30代初めの話である。しかし実績のない若き起業家に世間はそう甘くはない。事業に不可欠な資金融資は困窮し、当時はマンションディべロッパーとしての認知度が全くなかったため、モデルルームのオープン日から閑古鳥が鳴くありさまだった。そのような状況が逆に成澤さんを奮い立たせた。そして、その後の人生のバネになったのだと語る。

  とかく人間必死に頑張っていれば必ず力を貸してくれる人が現れるものだ。苦しかった時も、成功した今日もなお、成澤さんが恩人と敬う懐の深い3人の経営者が手を差し伸べてくれた。そのひとりが、秋田の建設会社「株式会社タナックス」の多田社長だった。多田さんとは青年会議所jcの世界大会がイギリスのグラスゴーで開催された際、偶然にも往復の飛行機で隣同士だった。長旅の間ずっとお互いの仕事の話をし、意気投合した。その多田社長が土地を購入し建築を引き受けてくれ、成澤さんの会社が企画・販売を担うという形で分譲マンションの共同事業が実現した。多田社長は、とてつもなく大きなリスクを一緒に背負ってくれたのである。その後、仙台市を中心に計8棟の分譲マンションの共同事業に成功し、平成13年からは単独自社分譲を開始し、現在に至っている。

  昨年仙台圏で販売供給された分譲マンション戸数は2055戸。そのうちセレーノの供給戸数は187戸。大手ディベロッパーのブランド力が強い仙台では大健闘の数字であるといえる。同社の著しい躍進には、注文住宅感覚の自由設計システム「sere-flfx ィ」の導入があった。

  自由設計といっても半端なものではない。一例を挙げれば、最初のプラン決定から最終契約までに約9ヵ月間を費やし、その間、同社専任の一級建築士が顧客の細かい要望に沿って、計10回にわたりプランの変更に応じた例もあるという。また、「sere-flfx ィ」の大きな特長の一つとして、他社にはみられない、実に明確で解りやすい変更費用が挙げられる。プランや仕様変更にかかる費用(実費)から、基本プランからの変更分で不必要となった費用を差し引き、純然たる追加料金(※)だけを顧客に請求している。夫婦二人暮らしになり、部屋数を多く必要としない〈りらく〉世代の方々にも、この「sere-flfx ィ」は好評とのことだ。とにかく同社は顧客満足度の高い唯一無二のマンション提供を目指しているのだという。

  「お客様に最高の満足をお届けすることがいちばん。大手ディベロッパーと競っていくにはこれくらいのサービスとフォローは当然のことです」と言いきる成澤さんだ。現在までに同社は分譲マンション事業・一戸建て分譲・不動産仲介業も手がける等業態を拡大させてきたが、「今後は事業拡大より『セレーノブランド』のイメージ構築に力を注いでいきたい」とも語ってくれた。『do it! 』『やってみよう!』の精神で、これからも、先進のより良い住宅を提供していってほしいものである。



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